ドローインプランクの効果的なやり方|腹筋を倍増させ腰痛も予防
目次
プランクの効果をさらに高める「ドローインプランク」を知っていますか?
ドローインとは、お腹を意識的にへこませる動きのことです。この動きをプランクに加えるだけで、特に深層部の腹筋への刺激が強まり、ぽっこりお腹の解消や腰痛予防に大きな効果が期待できるとされています。
この記事では、具体的な手順やトレーニングを最大化させるコツ、適切な頻度まで詳しく紹介していきます。
ドローインプランクとは?通常のプランクとの違いを解説
ドローインプランクとは、お腹をへこませた状態を維持しながら行うプランクのことです。
通常のプランクは腹直筋や腹斜筋といった表層の筋肉も同時に鍛えますが、ドローインプランクは特に「腹横筋」というお腹の深層部にあるインナーマッスルを集中的に刺激する点に大きな違いがあります。
見た目の引き締めや体幹の安定性を高めたい場合はドローインプランクがより効果的です。
なぜ効果が高い?ドローインプランクで得られる「3つのメリット」
通常のプランクにドローインを加えるだけで、トレーニング効果は格段に向上するといわれてます。
腹圧を高めながら体幹を固定することで、身体には多くのメリットがもたらされるのです。具体的には、お腹の引き締めや腰痛予防、姿勢の改善などが効果として挙げられます。
ここでは、ドローインプランクで得られる代表的な3つのメリットについて詳しく見ていきます。
メリット1:深層部の腹横筋が刺激され、「ぽっこりお腹」の解消につながる
ドローインの動作は、お腹周りをコルセットのように覆っている深層筋「腹横筋」を直接的に刺激します。
この腹横筋は内臓を正しい位置に保つ役割を担っており、衰えると内臓が下垂してぽっこりお腹の原因となります。ドローインプランクで腹横筋を鍛えることで、この天然のコルセット機能が強化され、内側からお腹を引き締める効果が期待できます。
そのため、体重は変わらないのにウエストが細くなるという変化も起こり得るのです。
メリット2:体幹の安定性が増し、「腰痛」の予防・改善が期待できる
ドローインによって腹圧が高まると、体幹の安定性が向上します。
腹圧は、体の内側から背骨を支える重要な役割を果たしており、これが高まることで腰椎への負担が軽減されます。通常のプランクで腰が反ってしまい、痛めてしまうことが多い人でも、ドローインを意識することでお腹の力が抜けにくくなり、正しいフォームを維持しやすくなります。
結果として、腰痛の予防だけでなく、すでに腰に不安を抱えている人の改善にもつながる効果があるとされています。
メリット3:インナーマッスルが鍛えられ、「正しい姿勢」を保ちやすくなる
腹横筋をはじめとするインナーマッスルは、骨盤や背骨を支え、正しい姿勢を維持するために不可欠な筋肉です。
しかし、日常生活では意識しにくいため、加齢や運動不足によって衰えがちです。ドローインプランクは、このインナーマッスルに効果的にアプローチできるため、継続することで体の軸が安定し、猫背や反り腰といった姿勢の乱れを整える効果が期待できます。
正しい姿勢は、見た目の印象を良くするだけでなく、肩こりなどの不調改善にもつながります。
【実践】ドローインプランクの正しいやり方を「4ステップ」で紹介
ドローインを取り入れたプランクの具体的なやり方をご紹介します。
特に重要なのは、お腹をへこませる「ドローイン」の感覚を掴むことです。いきなり完璧なフォームを目指すのではなく、一つひとつの動作を確認しながら丁寧に行いましょう。
正しいやり方を身につけることが、効果を最大限に引き出すための鍵となります。
ステップ1:うつ伏せになり肩の真下に肘をつく
まずは床にうつ伏せの状態になります。
両肘を肩の真下へつき、床との角度が90度になるように調整してください。両手は前方に伸ばして組むか、軽く握って拳を床に置きます。足は腰幅程度に開き、つま先を立てて下半身を支えましょう。この時、頭から背中、腰、かかとまでが一直線の板のようになるのが正しいやり方です。目線を両手の間から少し前方の床へ向けると、首への負担を抑えられます。
なお、体が左右に傾かないよう、サイドのバランスにも注意を払いながら、安定したスタートポジションを作ることが大切です。
ステップ2:息を吐き切り、お腹を限界までへこませる
プランクの姿勢が整ったら、次にドローイングを行います。
まず鼻から息を吸い、お腹を膨らませます。次に、口から「ふーっ」と音を立てるように、時間をかけてゆっくりと息を吐き切ってください。息をすべて吐き出すのと同時にお腹を限界までへこませ、おへそを背骨に引き寄せるようなイメージを持ちます。
お腹に力が入って硬くなっていることを確認できたら、ドローイングの完了です。
ステップ3:浅い呼吸を続けながら姿勢を30秒間キープする
お腹をへこませたドローイングの状態を保ったまま、姿勢をキープします。
この時、呼吸を止めないように注意してください。お腹はへこませたままなので、胸を膨らませるように浅い呼吸を繰り返します。体に力が入ると呼吸が止まりやすくなるため、肩や首の力は抜き、リラックスしながら行いましょう。
まずは30秒間キープすることを目標に、無理のない範囲で挑戦します。
ステップ4:ゆっくりと呼吸しながら元の体勢に戻る
目標時間が経過したら、急に体の力を抜くのではなく、ゆっくりと膝を床につき、うつ伏せの姿勢に戻ります。
呼吸を整え、30秒〜1分程度のインターバル(休憩)を取ってください。これで1セットが終了です。このローテーションを、自身の体力に合わせて数セット繰り返します。
終了時までフォームを意識し続けることが、怪我の予防と効果の最大化につながります。
トレーニング効果を最大化させるための「3つの重要なコツ」
ドローインプランクは、正しいフォームで行うことで初めてその効果を発揮します。
誤ったやり方では、腹筋への刺激が減るだけでなく、腰や肩を痛める原因にもなり得ます。ここでは、トレーニング効果を最大化し、安全に行うために特に意識すべき3つの重要なコツを紹介します。
実践の際には、これらのポイントを意識してみてください。
コツ1:腰が反らないよう、お尻を締め背中をまっすぐに保つ
最も重要なコツは、「腰を反らさないこと」です。
疲れてくると腹筋の力が抜け、腰が反ってお腹が落ちた姿勢になりがちです。これを防ぐためには、お尻の穴をキュッと締めるように意識すると、骨盤が安定しやすくなります。鏡で横からの姿を確認したり、誰かにフォームをチェックしてもらったりするのも有効なやり方です。
常に頭からかかとまでが「一直線の板」になるイメージを保ちましょう。
コツ2:お尻の位置が上下しないように意識する
腰の反りと同様に、お尻の位置が上がりすぎたり下がりすぎたりしないように注意が必要です。
お尻が高すぎると、腹筋への負荷が大きく減ってしまい、トレーニング効果が薄れてしまいます。逆に低すぎると腰が反る原因となります。体幹が常に床と平行になるように、お尻の高さを一定に保つ意識を持ちましょう。
正しいやり方では、お腹周りの筋肉がしっかりと使われている感覚があるはずです。
コツ3:呼吸を止めず、常にリラックスした状態を心がける
ドローインをしながら姿勢をキープしていると、無意識に呼吸を止めてしまいがちです。
しかし、呼吸を止めると血圧が上昇し、体に余計な力みが生じてしまいます。お腹をへこませた状態を維持しながら、胸で行う浅い呼吸を続けることを常に心がけてください。
特に、肩や首周りは力みやすいポイントなので、意識的に力を抜き、リラックスした状態を保ちながら行うことが重要です。
ドローインプランクはどれくらいやればいい?適切な時間と頻度の目安
効果を出すためには、無理なく継続できる範囲で、適切な負荷をかけることが重要になります。
ここでは、トレーニング初心者向けの目標と、より効果を実感するための推奨頻度について、具体的なやり方の目安を解説します。
初心者はまず「30秒×3セット」を目標に始めよう
これまであまり運動習慣がなかったといった初心者の場合、まずは「30秒キープ」を目標に始めてみましょう。
30秒のキープと30秒〜1分の休憩を1セットとし、合計3セット行うのが基本的なやり方です。もし30秒でもフォームが崩れてしまうようであれば、15秒や20秒に時間を短縮して始めてみましょう。まずは時間よりも、正しいフォームを維持できることを優先的に意識してみましょう。
継続するうちに、徐々に長い時間キープできるようになるはずです。
効果を実感するためには「週3〜4回」の継続がおすすめ
トレーニングの効果を実感するためには、ある程度の頻度で継続することが不可欠です。
筋肉はトレーニング後に回復する過程で成長するため、毎日行うよりも「休息日」を設ける方が効率的とされています。そのため、1日おき、つまり週に3〜4回のペースで実践するのがおすすめです。
この頻度で続けることで、インナーマッスルが強化され、姿勢の改善やぽっこりお腹の解消といった効果を体感しやすくなるでしょう。
ドローインプランクに関するよくある質問
ここでは、ドローインプランクについて多くの人が抱える疑問や悩みにお答えします。
通常のプランクとの効果の違いや、うまくお腹をへこませられない時の対処法、適切なトレーニング頻度など、実践する上でのポイントをまとめました。
これらの回答を参考に、ドローイングへの理解を深め、トレーニングの効果を高めていきましょう。
Q. 通常のプランクと比べて効果はどのくらい変わりますか?
腹部の深層筋「腹横筋」への刺激が格段に高まります。
通常のプランクは腹直筋など表面の筋肉が主ですが、ドローインを加えることで天然のコルセットである腹横筋に集中アプローチできます。
ぽっこりお腹の引き締めや腰痛予防を重視するなら、ドローインプランクが効果的です。
Q. お腹をへこませる感覚が掴めない時の対処法は?
仰向けに寝て膝を立てた状態で行うとドローイングの感覚を掴みやすいです。
その姿勢で息を吐き切り、おへその下あたりに指を当ててみましょう。お腹が硬くなる感覚があれば成功です。
まずはプランクの姿勢ではなく、このやり方で練習して感覚を掴むのもおすすめです。
Q. ドローインプランクは毎日行っても問題ないですか?
強い筋肉痛がなければ毎日行っても問題ありません。
ドローインプランクは比較的負荷が低いトレーニングのため、回復も早いです。しかし、筋肉の成長を促す観点からは、休息日を設けて週3〜4回程度のやり方で行うのがより効率的と言えます。
無理のない範囲で継続することを大切にしていきましょう。
ドローインを加えて『凹むお腹』を手に入れよう
ドローインプランクとは、体幹トレーニングの王道であるプランクに、お腹をへこませるドローインの要素を加えたトレーニングです。
これによって、通常のプランクでは刺激しにくい深層部の腹横筋に効果的にアプローチできます。その結果、ぽっこりお腹の解消、腰痛の予防・改善、姿勢の矯正といった多くの効果が期待できます。
本記事で紹介した正しいやり方とコツを参考に、無理のない範囲で継続してみてください。