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クローゼット芳香剤のおすすめ|服がいい匂いになる人気の香りと消臭
目次
クローゼットを開けるたびに、お気に入りの服からふんわりと良い香りがすると気分が上がります。しかし、湿気や汚れが原因でクローゼットの中が臭ってしまうことも少なくありません。
この記事ではクローゼットの匂いの原因と対策から、失敗しない芳香剤の選び方までを詳しく解説します。人気ブランドのおすすめ商品も香り別にご紹介するので自分にぴったりの芳香剤を見つけるための参考にしてください。
クローゼットが臭うのはなぜ?主な3つの原因
クローゼットの扉を開けた瞬間に感じる嫌な匂いは、いくつかの原因が考えられます。芳香剤を置く前に、まずはその原因を特定することが大切です。
主な原因としては湿気によるカビや雑菌の繁殖、衣類に残った皮脂汚れ、そして洗濯物の生乾きが挙げられます。これらの原因が複合的に絡み合うことでクローゼット特有のこもった匂いが発生しやすくなります。原因を知ることで、より効果的な対策が可能です。
原因①:湿気がこもって発生するカビや雑菌
クローゼットの中は空気が流れにくく、湿気がこもりやすい場所です。特に梅雨の時期や気密性の高い住宅では、湿度が高くなりがちです。この湿気を栄養源として、カビや雑菌が繁殖し、カビ臭や雑巾のような嫌なニオイを発生させます。また、衣類を詰め込みすぎていると、さらに空気の通り道がなくなり、湿気が溜まる原因となります。定期的な換気や除湿を怠ると知らないうちにカビや雑菌が繁殖し、衣類にまでニオイが移ってしまうこともあります。
原因②:衣類に残った汗や皮脂の汚れ
一度着用しただけの衣類を「まだ洗わなくても大丈夫」とクローゼットに戻していませんか。目には見えなくても、衣類には汗や皮脂が付着しています。これらの汚れは、クローゼットの中で時間とともに酸化したり、雑菌のエサになったりと嫌なニオイの原因となります。特に、直接肌に触れるインナーや汗をかきやすい脇の部分などは汚れが残りやすい箇所です。すぐに洗濯しない場合でも、風通しの良い場所で一度乾かしてから収納するなどの工夫が必要です。
原因③:洗濯物の生乾きによる嫌なニオイ
洗濯した服が完全に乾いていない状態でクローゼットに収納すると、残った水分によって雑菌が繁殖し、特有の生乾き臭が発生します。このニオイの原因は「モラクセラ菌」という菌で、洗濯で落としきれなかった皮脂などをエサにして増殖します。生乾きの服を一枚でも入れてしまうと、クローゼット全体の湿度を上げ、他の衣類にまでニオイが移る原因になりかねません。特に厚手の服や乾きにくい素材は、注意深く確認し、完全に乾いたことを確認してからしまうことが重要です。
芳香剤を置く前に!クローゼットのニオイを解消する基本の3ステップ
良い香りの芳香剤を置いても、クローゼットに嫌なニオイの原因が残っていては香りが混ざってしまい、効果が半減します。まずは、芳香剤を置く前にクローゼットの中をリセットし、ニオイの元を取り除く基本的な消臭ステップを実践することが大切です。
Step1.まずは扉を開けて空気をしっかり入れ替える
クローゼットのニオイ対策で最も手軽にできるのが換気です。天気の良い日には、クローゼットの扉を全開にして、こもった空気を外に出し、新鮮な空気を取り込みましょう。扇風機やサーキュレーターを使って、クローゼット内に向けて風を送ると、より効率的に空気を循環させることができます。可能であれば、部屋の窓も開けて空気の通り道を作ると効果的です。週に一度でも定期的に換気を行うことで、湿気が溜まりにくくなり、カビや雑菌の繁殖を抑制できます。
Step2.除湿剤を使ってクローゼット内の湿気を取り除く
換気だけでは取り除けない湿気対策には、除湿剤の活用が効果的です。市販の除湿剤には、置き型タイプや吊り下げタイプなど、さまざまな種類があります。クローゼットの広さや構造に合わせて選び、湿気が溜まりやすい隅や下に置くのがポイントです。除湿剤は、カビの発生を防ぐだけでなく、クローゼット内をカラッとした状態に保つことで、衣類をいい匂いのまま維持する手助けをします。定期的に交換時期を確認し、常に効果を発揮できる状態にしておきましょう。
Step3.衣類は完全に乾かしてから収納する
洗濯後の洋服は、生乾きのニオイを防ぐためにも、完全に乾いていることを確認してからクローゼットにしまいましょう。特にパーカーのフード部分や厚手のスウェット、ジーンズのポケットなどは乾きにくい箇所なので、触って湿り気がないか入念にチェックが必要です。部屋干しをする際は、除湿機や扇風機を活用して効率よく乾かすのがおすすめです。完全に乾いた洋服だけを収納するよう徹底するだけで、クローゼット内の湿度上昇と雑菌の繁殖を効果的に防げます。
失敗しないクローゼット用芳香剤の選び方のポイント3つ
クローゼットの環境を整えたら、いよいよ芳香剤を選びましょう。クローゼット用芳香剤にはさまざまなタイプや香り、機能を持つ製品があり、どのブランドのものを選べばよいか迷うかもしれません。自分に合った芳香剤を見つけるためには、「設置場所」「香りの系統」「機能性」という3つのポイントから選ぶのがおすすめです。
ポイント① 設置場所で選ぶ|吊り下げ・置き型・サシェなど種類ごとの特徴
クローゼット用芳香剤には主に吊り下げタイプ、置き型タイプ、サシェタイプがあります。
最も一般的な吊り下げタイプは、ハンガーパイプにかけるだけで手軽に使え、衣類全体に香りが広がりやすいのが特徴です。置き型タイプは、クローゼットの棚の上や床の隅など、スペースがある場所に設置するのに適しています。サシェタイプは、引き出しの中に入れたり、ハンガーに直接かけたりと、狭いスペースでピンポイントに香りづけしたい場合に便利です。設置したい場所に合わせて最適な形状を選びましょう。
ポイント② 香りの系統で選ぶ|フローラルやせっけんなど好みに合わせる
芳香剤の香りは、クローゼットの印象を大きく左右します。清潔感があり、万人受けしやすいのは、せっけんやシャボンの香りです。優しく華やかな印象にしたいならフローラル系、上品で落ち着いた空間を演出したいならムスクやウッディ系が向いています。爽やかでリフレッシュしたい気分の時には、シトラス系も良い選択肢です。香水など他の香りと合わせたい場合は、あまり主張の強くない優しい香りを選ぶと、香りが混ざりすぎるのを防げます。自分の好みやなりたいイメージに合わせて選びましょう。
ポイント③ 機能性で選ぶ|消臭・防虫・除湿効果があるかチェックする
良い香りをつけるだけでなく、クローゼットの悩みを解決してくれる機能性を持った芳香剤も多くあります。消臭効果のある製品は、残ってしまった嫌なニオイを中和しながら香りを広げてくれます。また、大切な衣類を虫から守る防虫効果を兼ね備えたタイプも人気です。さらに、除湿機能が付いている製品を選べば、湿気対策も同時に行えます。一つの製品で複数の役割を果たしてくれるため、手間を減らしたい場合に適しています。香りが長持ちするタイプかどうかも確認しておくと、交換の手間が省けて経済的です。
【香り別】服をふんわり香らせる人気のクローゼット芳香剤
ここからは実際に販売されている人気のクローゼット用芳香剤を香りの系統別にご紹介します。どの商品もドラッグストアやオンラインストアなどで人気ランキングの上位に入ることが多く、多くの人に選ばれています。自分の好みの香りを見つけるための参考にしてください。
清潔感あふれる「せっけん・シャボン」の香り
お風呂上がりのような清潔感と誰からも好かれやすい優しい香りが特徴のせっけん・シャボン系。クローゼットを開けるたびに、洗い立ての洗濯物のような心地よい香りに包まれます。香りが強すぎず、自然に香るので、芳香剤を初めて使う方にもおすすめです。
①Laundrin'「ペーパーフレグランス クラシックフローラル」

公式サイト:ペーパーフレグランス クラシックフローラル 1枚|ランドリン公式 – Laundrin
ランドリンの「クラシックフローラル」は、うっとりするような上品な香りで、クローゼットにかけるだけで空間を心地よく演出します。シンプルなデザインで、見た目にもこだわりたい方に適しています。
優しく華やかな「フローラル」の香り
ローズやジャスミン、ミュゲ(すずらん)など花の香りを基調としたフローラル系は、空間を優雅で華やかな雰囲気にしてくれます。女性らしい甘さがありながらも、上品な香りが多く、お気に入りの洋服にふんわりと香りを移したい場合に最適です。
②LAVONS「香りサシェ フレンチマカロン」

公式サイト:芳香剤|ラボン [LAVONS]
人気ブランドであるラボンのフレンチマカロンは、上質な甘さが華やかに香るフルーティフローラル系の香りです。クローゼットや玄関、寝室や車の中など、様々な場所で手軽に香りを楽しめ、吊るして使うことも置いて使うことも可能です。
上品で落ち着いた「ムスク・ウッディ」の香り
甘さの中に深みと温かみを感じさせるムスクや森林を思わせる落ち着いたウッディ系の香りは、上品で洗練された大人の空間を演出します。甘すぎる香りが苦手な方やユニセックスで使える香りを探している方にぴったりです。
③John'sBlend 「フレグランスサシェ ホワイトムスク」

公式サイト:フレグランスサシェ John's Blend 【ジョンズブレンド 公式通販】
ジョンズブレンドのホワイトムスクは、爽やかな甘さが特徴です。この香りは、サボン系の爽やかさとホワイトフローラルのほのかな甘さを合わせ持ち、どこか懐かしさを感じさせる優しい香調で、クローゼット内を落ち着いた香りで満たします。
爽やかでリフレッシュできる「シトラス」の香り
レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系の香りを基調としたシトラス系は、爽やかでフレッシュな印象を与えます。気分をリフレッシュさせてくれるような、すっきりとした香りが特徴で、クローゼットのこもった空気を一新したいときに適しています。性別を問わず使いやすい香りでもあります。
④無印良品 「インテリアフレグランスオイル グリーン」

公式サイト:インテリアフレグランスオイル グリーン | 無印良品
グリーンやシトラス系の香りを素焼きストーンなどに垂らしてクローゼットに置くという使い方も考えられます。自然で心地よい香りが穏やかに広がります。
香りが苦手な人向け|ニオイを元から断つ無香料の消臭剤
芳香剤の強い香りが苦手な方やお気に入りの香水の香りを邪魔されたくないという方には、無香料タイプの消臭剤が適しています。香りでごまかすのではなく、ニオイの元となる成分を吸着・分解することで、クローゼット内を無臭のクリーンな状態に保ちます。備長炭や活性炭を使用した製品が多く、湿気とニオイの両方に効果を発揮するものもあります。
⑤無印良品「レッドシダーブロック」

公式サイト:レッドシダーブロック | 無印良品
無印良品のレッドシダーブロックは、天然の木材が持つ消臭・防虫効果を利用した製品で、自然由来のものを探している方に向いています。
クローゼット芳香剤の効果を最大限に引き出す使い方3つ
お気に入りの芳香剤を見つけたら、次は効果的に使うためのポイントを押さえましょう。ただ何となく置くだけでなく、少しの工夫で香りの広がり方や持続性が変わってきます。特に吊り下げタイプや置き型タイプなど、形状によって最適な設置場所は異なります。空気の流れを意識し、衣類への影響を考慮しながら正しく設置することで芳香剤のポテンシャルを最大限に引き出し、クローゼットを常に快適な香りの空間に保つことができます。
①空気の流れを考えて設置場所を決める
香りをクローゼット全体に効率よく行き渡らせるためには、設置場所が重要です。吊り下げタイプやサシェはハンガーパイプなどのできるだけ高い位置に、置き型タイプは棚の上段や床の隅など、空気の通り道に置くのが基本です。クローゼットを開け閉めする際の空気の流れを意識して設置すると、香りが均一に広がりやすくなります。パッケージがおしゃれな製品を選び、見せるように配置するのも楽しみ方の一つです。
②衣類に製品が直接触れないように注意する
芳香剤の成分が衣類に直接付着すると、シミや変色の原因となる可能性があります。特に、香料オイルを多く含んだサシェや液体タイプの製品は注意が必要です。製品を設置する際は、必ず衣類から少し離し、直接触れないように配置しましょう。パッケージの注意書きをよく確認し、壁や家具に接触させないようにする配慮も大切です。クローゼット用の製品は、衣類への影響が考慮されていますが、万が一のリスクを避けるためにも、適切な距離を保つことが、お気に入りの服を守りながら香りを楽しむためのコツです。
③使用期限を守って定期的に交換する
芳香剤には、それぞれ香りが持続する期間の目安が定められています。使用期限を過ぎると香りが弱まったり、消臭効果が薄れたりするため、定期的に交換することが大切です。香りに鼻が慣れてしまうと、効果が弱まっていることに気づきにくい場合もあります。パッケージに記載されている使用期間を確認し、交換日をメモしておくなどして、忘れずに新しいものと取り替えましょう。高級な芳香剤であっても、適切なタイミングで交換することで、常にベストな香りの状態を維持することができます。
自分に合った芳香剤を選んでみましょう
クローゼットの快適な香りを保つには、まず換気や除湿でニオイの原因を取り除くことが基本です。その上で、自分の好みや目的に合った芳香剤を選び、効果的な使い方を実践することが重要です。本記事を参考にしながら、最適な一品を見つけ、クローゼットを開けるたびに気分が上がるような空間作りを行ってください。