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足のストレッチの効果的なやり方|寝ながら・座りながらできる簡単メニュー

足のストレッチの効果的なやり方|寝ながら・座りながらできる簡単メニュー

目次

足のストレッチには、寝ながらできる簡単な種目から部位ごとに集中的にアプローチする方法まで様々な種類があります。むくみや疲れの解消を目指すための方法として、日常生活に簡単なストレッチを取り入れてみましょう。痩せるという目的においても、血行を促進し、すっきりとしたラインを目指す上で役立つ種目が見つかるでしょう。

この記事では、初心者でも無理なく続けられる効果的な足のストレッチメニューをシーン別のやり方で紹介します。

足のストレッチで得られる嬉しい3つの効果

足のストレッチを習慣にすると、様々な効果が期待できます。血流を改善し、筋肉をしっかりほぐすことが足のコンディションを整える鍵となります。

効果① 血行が促進されて足のむくみや冷えが和らぐ

長時間同じ姿勢でいることが多いと、重力の影響で足の血行やリンパの流れが滞りやすくなります。これが、足のむくみや冷えの主な原因です。ストレッチによってふくらはぎや太ももなどの大きな筋肉を動かすと、ポンプ機能が刺激され、滞っていた血液やリンパがスムーズに流れ始めます。これにより、体内の余分な水分や老廃物が排出されやすくなり、つらい足のむくみや末端の冷えが和らぎます。セルフマッサージのように筋肉を心地よく伸ばすことで、すっきりとした感覚が得られるでしょう。

効果② 筋肉の緊張がほぐれて足の疲労回復をサポート

運動や立ち仕事などで足に負担がかかると筋肉が硬直し、血行不良を引き起こします。すると、疲労物質である乳酸などが溜まりやすくなり、足の疲れやだるさを感じるようになります。ストレッチは、こうした筋肉の緊張を和らげ血流を改善することで、疲労物質の排出を促し、足の疲労回復を助けます。また、筋肉の柔軟性を高めることは、肉離れなどの怪我のリスクを低減させることにも繋がります。他にも足の筋肉がほぐれると体全体のバランスが整いやすくなり、腰痛の予防にも役立ちます。

効果③ 就寝前に行うとリラックスできて寝つきが良くなる

就寝前にストレッチを行うと、日中の活動で緊張状態にある交感神経から心身を休ませる副交感神経へとスムーズに移行するのを助けるため、心身がリラックスモードに切り替わり、寝つきが良くなる効果が期待できます。ゆっくりとした呼吸とともに筋肉を伸ばすことで心拍数が落ち着き、心身の緊張がほぐれます。特に、一日の終わりに足に溜まった疲れをリセットするストレッチは、心地よい眠りへと導きます。朝に行う活動的なストレッチとは異なり、夜は静的で穏やかなストレッチが適しています。

【寝ながら編】ベッドの上でできる足のストレッチ4つ

寝る前や朝起きたときに、ベッドから出る必要なく行える手軽なストレッチを紹介します。わざわざ床にマットを敷く手間もなく、仰向けやうつ伏せの姿勢でリラックスしながら実践できるのが魅力です。一日の始まりや終わりに、心身をリセットする習慣として取り入れやすいでしょう。また、体が完全にリラックスした状態で筋肉を伸ばせるため、ストレッチ初心者にもおすすめです。

①股関節まわりを柔らかくするストレッチ

股関節まわりが硬いと、骨盤の歪みや歩行時の不調につながることがあります。

仰向けに寝て両膝を立て、片方の足首を反対側の膝に乗せ、ゆっくりと胸に引き寄せると、お尻から股関節にかけての筋肉を伸ばせます。また、両足の裏を合わせたまま膝を左右に開く開脚のポーズも効果的です。股関節の付け根の伸びを意識しながら、ゆっくりと呼吸を繰り返しましょう。継続することで股関節の柔軟性を高め、骨盤のバランスを整えるのに役立ちます。このストレッチで股関節を柔らかくしていきましょう。

②タオルを使って太もも裏を気持ちよく伸ばす

体が硬くて前屈が苦手な人でも、タオルを使えば無理なく太もも裏を伸ばせます。

1.仰向けに寝て片膝を立て、もう片方の足の裏にタオルを引っ掛けます。

2.タオルの両端を持ち、ゆっくりと脚を天井方向へ引き上げ、膝の裏から太もも裏側(もも裏)が気持ちよく伸びる位置でキープします。

この方法は、専用のストレッチチューブなどの器具がなくても、自宅にあるタオルで簡単に行えます。反動をつけず、じっくりとハムストリングスの裏を伸ばすことを意識してください。

③うつ伏せで太ももの前側を伸ばすストレッチ

普段意識しにくい太ももの前側(前もも)の筋肉を効果的に伸ばすストレッチです。

うつ伏せの状態になり、片方の膝を曲げ、同じ側の手で足の甲を持ちます。ゆっくりとかかとをお尻に近づけるように引き寄せ、太ももの前側の筋が伸びているのを感じましょう。このとき、膝が90度以上に曲がるように意識すると、より効果的にアプローチできます。腰が反りすぎないように注意し、無理のない範囲で心地よい伸びを感じる位置でキープしてください。このストレッチで太ももの筋肉の柔軟性を高めましょう。

④足首をゆっくり回してむくみを解消

足首を回すだけの簡単な動きですが、ふくらはぎの血行を促進し、むくみ解消に効果的です。

仰向けまたは座った状態で片足を少し浮かせ、つま先で大きな円を描くように足首をゆっくりと回します。内回しと外回しをそれぞれ行いましょう。このとき、足の指先だけでなく、足の甲や側面まで動かすように意識すると、足全体の血流が改善されます。末端の冷えや一日中靴を履いて固まった足首まわりをほぐすのに役立ちます。いつでも手軽にできるため、習慣にしやすいストレッチです。

【座りながら編】オフィスでもできる足のストレッチ4つ

デスクワークの合間や自宅でのリラックスタイムに、椅子に座ったままできる簡単なストレッチを紹介します。長時間座り続けることで起こりがちな足のむくみやだるさを場所を取らずに解消できるのが特徴です。オフィスで人の目を気にせず行えるメニューもあるため、仕事中のリフレッシュにも最適です。気づいたときに実践して、足の疲れを溜め込まないようにしましょう。

①椅子に座ったままお尻から太ももを伸ばす

デスクワークで凝り固まりがちな、お尻から太ももにかけての筋肉をほぐすストレッチです。

1.椅子に浅く腰掛け、背筋を伸ばします。

2.片方の足首を反対側の足の膝の上に乗せて足を組み、乗せた方の膝を軽く手で押さえます。

3.そのまま、胸を張ったまま上半身をゆっくりと前に倒していくと、お尻の筋肉が効果的に伸びます。このとき、背中が丸まらないように注意し、腰から曲げる意識で行ってください。長時間の座位による腰の負担軽減にもつながります。

②足裏を合わせて内ももをじっくり伸ばすストレッチ

椅子に座ったまま、股関節と内ももの筋肉(内転筋)を伸ばすストレッチです。

1.椅子に浅く腰掛け、両方の足裏を合わせるようにして膝を左右に開きます。

2.両手で足首あたりを持ち、可能な範囲でかかとを体に引き寄せましょう。

3.背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと上半身を前に倒していくと、内ももから股関節の外側にかけて、じんわりと伸びるのを感じられます。無理に倒そうとせず、気持ち良いと感じる角度でキープすることがポイントです。

③かかとの上げ下げでふくらはぎを刺激

「第二の心臓」とも呼ばれるふくらはぎの筋肉を刺激し、足の血行を促進する簡単な運動です。

1.椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばして両足を床につけます。

2.その状態から、つま先は床につけたまま、かかとをゆっくりと限界まで上げる動作と、下ろす動作を繰り返します。

このかかとの上げ下げ運動は、ふくらはぎのポンプ機能を活性化させ、足に滞留しがちな血液を心臓へ送り返すのを助けます。引き締まったふくらはぎを目指すレッグエクササイズとしても有効で、「ししゃも足」の改善も期待できます。

④足指をグーパーさせて末端の血行を改善

靴の中で縮こまっている足の指を動かすことで、末端の血行を促し、冷えやむくみの改善に役立ちます。

1.椅子に座った状態で靴を脱ぎ、足の指全体をぎゅっと握り込むように「グー」の形にします。

2.次に、指と指の間を大きく広げるように「パー」の形にします。

このグーパー運動を繰り返すことで、足先の細かな筋肉が刺激されます。特に親指をしっかり動かすことを意識すると、外反母趾の予防にも繋がります。人目を気にせず、デスクの下でこっそり行うことができる手軽なケアです。

【立ちながら編】スキマ時間でできる足のストレッチ3つ

家事や仕事の合間など、立ったままの姿勢でできる手軽なストレッチを紹介します。特別な道具や広いスペースは必要なく、思い立ったときにすぐ実践できるのが魅力です。わずか10分程度のスキマ時間でも、毎日続けることで効果を実感できます。自分の体の状態と向き合いながら行うセルフケアとして、日々の生活に取り入れてみましょう。

①壁を使ってアキレス腱とふくらはぎを伸ばす

アキレス腱とふくらはぎをしっかり伸ばす、基本的で効果的なストレッチです。

1.壁から少し離れて立ち、壁に両手をつきます。

2.片足を大きく後ろに引き、かかとを床につけたまま、後ろ足の膝をまっすぐ伸ばします。

3.前の足の膝は軽く曲げ、ゆっくりと体重を前にかけていくと、後ろ足のふくらはぎからアキレス腱にかけて心地よい伸びを感じられます。体が「く」の字になるように、背中からかかとまでが一直線になることを意識してください。

②片足立ちで太ももの前側を伸ばす基本的なストレッチ

立った状態でバランスを取りながら、太ももの前側を伸ばすストレッチです。

1.壁や椅子などに手をついて体を支え、安定した状態で片足立ちになります。

2.片手で曲げた方の足の甲を持ち、かかとをお尻にゆっくりと引き寄せます。太ももの前側が伸びているのを感じながら、数秒間キープしましょう。

このストレッチは、張りやすい前ももの筋肉をほぐし、足のラインをすっきりと見せる効果が期待できます。足を細くすることや脚痩せを目指す際にも取り入れたい基本的なメニューです。

③前屈で太もも裏から背中までをほぐす

立ったまま行う前屈は、太もも裏のハムストリングスだけでなく、背中や腰まで体の背面全体を一度に伸ばすことができる効率的なストレッチです。

1.両足を肩幅程度に開いて立ちます。

2.息を吐きながら膝を軽く曲げつつ、上半身をゆっくりと前に倒します。背中が丸まって猫背にならないよう、股関節から折り曲げるイメージで行うのがポイントです。手が床につかなくても、太もも裏が心地よく伸びる位置でキープすれば十分な効果が得られます。陸上の選手なども行う基本的な動きです。

足のストレッチ効果を最大限に引き出す3つのコツ

足のストレッチをより効果的にするためには、いくつかのコツがあります。ただ体を動かすだけでなく、呼吸や時間、タイミングを意識することで、筋肉の弛緩を促し、柔軟性を高めることができます。これらのポイントは、ヨガなどでも重視されており、初心者でも簡単に取り入れられるものばかりです。より詳しいやり方や様々なバリエーションは、YouTubeの動画などを参考にするのもおすすめです。

コツ① 呼吸を止めずにリラックスした状態で行う

ストレッチを行う際は、呼吸を止めないことが非常に重要です。痛みを感じると無意識に息を止めてしまいがちですが、これでは体に余計な力が入り、筋肉が緊張してしまいます。筋肉が最も伸びやすいのは、息を吐ききったときです。そのため、「ふーっ」とゆっくり息を吐きながら、じっくりと体を伸ばしていくことを意識してください。深い呼吸を繰り返すことで、心身ともにリラックスし、体の力をスムーズに抜くことができます。これにより、ストレッチの効果が格段に高まります。

コツ② 「痛気持ちいい」と感じる強さで20〜30秒キープする

ストレッチは、痛みを我慢するほど効果が上がるわけではありません。無理に伸ばそうとすると、筋肉が防御反応で逆に収縮したり、筋繊維を傷つけたりする可能性があります。最適な強さは、筋肉がじんわりと伸びて「痛気持ちいい」と感じる程度です。その状態で、反動をつけずに20~30秒間、静かに体勢をキープしましょう。短時間でも毎日コツコツ続けることが、柔軟性を高める上で重要です。短い時間でも効果はあるため、無理のない範囲で継続してください。

コツ③ 体が温まっているお風呂上がりに行うのがおすすめ

ストレッチを行うタイミングとして最も効果的なのは、体温が上昇している時です。筋肉や関節は温まっている状態の方が柔軟性が高まり、伸びやすくなるため、怪我のリスクも低減します。特にお風呂上がりは、全身の血行が良くなっており、ストレッチの絶好のタイミングです。入浴後、体が冷めてしまう前にストレッチを習慣にすると、より高いリラックス効果と柔軟性の向上が期待できます。

最適なストレッチ方法を探してみましょう

足のストレッチは、血行促進によるむくみや冷えの緩和、筋肉の緊張緩和による疲労回復など、多岐にわたるメリットを持つ健康習慣です。様々なストレッチ方法の中から、ご自身のライフスタイルや体の状態に最適なものを見つけることが重要です。無理なく継続できる方法を選び、日々のセルフケアとして習慣化させることで、健康的な体を目指しましょう。

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