【おすすめの洗濯用洗剤をピックアップ！】汚れ落ち・部屋干し臭に効く選び方と商品はどれ？｜ハナサチ

【おすすめの洗濯用洗剤をピックアップ！】汚れ落ち・部屋干し臭に効く選び方と商品はどれ？

毎日のお洗濯に欠かせない洗濯用洗剤ですが、種類が豊富でどれを選べば良いか迷ってしまうことはありませんか。洗浄力の高さや部屋干しに対応できる機能性など、求める効果は人それぞれですよね。

この記事では、おすすめの洗濯洗剤をタイプ別に紹介し、汚れや匂いといった悩みを解決するための選び方を解説します。自分のライフスタイルや衣類に合った洗剤を見つけるための参考に是非してみてください。

まずは基本から！洗濯洗剤「4つのタイプ」とそれぞれの特徴

洗濯洗剤は主に「液体」「粉末」「ジェルボール」「スティック」の4つのタイプに分けられます。それぞれに得意な役割や特徴があり、それを理解することが自分に合ったおすすめ洗剤を見つける近道となります。各タイプの特徴を詳しく解説していきます。

計量が簡単で溶け残りなし！「液体洗剤」

液体洗剤の最大のメリットは、水に溶けやすく、洗剤の溶け残りがほとんどない点です。低温の水でも素早く溶けるため、洗濯機の種類を選ばず、特に水の使用量が少ないドラム式洗濯機や洗濯時間が短いスピードコースでの使用に適しているでしょう。また、キャップで計量しやすく、液だれしにくい工夫がされたボトルが多いのも特徴です。襟袖の皮脂汚れや食べこぼしのシミなど、気になる汚れに直接塗布して部分洗いをすることも可能で、幅広い用途で活躍してくれます。洗浄力は、粉末タイプに比べてややマイルドな製品もありますが、最近では洗浄力を高めた商品も数多く登場してきています。

洗浄力重視ならコレ！「粉末洗剤」

洗浄力を最も重視するなら、粉末洗剤が適しています。多くの粉末洗剤は弱アルカリ性で、酸性の性質を持つ皮脂汚れや油汚れ、泥汚れなどを中和して強力に分解してくれます。また、製品によっては漂白剤や酵素が配合されており、衣類の黄ばみや黒ずみを落とし、除菌・消臭効果が期待できるのも大きな特徴です。ただし、水温が低いと溶け残ることがあり、黒い衣類に洗剤カスが付着する可能性も考えられます。保管する際は湿気を避ける必要があるなど、取り扱いに少し注意が必要ですが、その高い洗浄力は頑固な汚れに悩む方にはおすすめです。

計量いらずでポンと入れるだけ！「ジェルボール洗剤」

ジェルボール洗剤は、1回分の洗剤が水溶性の特殊フィルムに包まれているのが特徴です。洗濯機にポンと1ついれるだけで計量が完了するため、手間がかからず非常に手軽です。液体洗剤や粉末洗剤のようにこぼしたり、粉が舞ったりする心配もありません。洗浄成分が濃縮されており、複数の洗剤成分をフィルム内で分けて配合することで、洗濯の直前に成分が混ざり合い、効果を最大限に発揮するよう工夫された製品もあります。「手軽さ」と「高い洗浄力」を両立してくれていますが、洗濯物の量に応じた微調整がしにくく、他のタイプに比べて1回あたりのコストは高くなる傾向があります。

もう迷わない！あなたにぴったりの洗濯洗剤の効果の選び方

洗剤のタイプごとの特徴を理解したら、次は自分のライフスタイルや洗濯の悩みに合わせて、より具体的に適した製品を絞り込んでいきましょう。重視するポイントは、「汚れの種類」、「部屋干しの頻度」、「衣類の素材」、「コストパフォーマンス（コスパ）」など多岐にわたるでしょう。

ここでは、目的別にどのような成分や性質を持つ洗剤を選べばよいのか、具体的な選び方のポイントを解説していきます。

ガンコな皮脂や泥汚れを落としたいなら「弱アルカリ性・酵素入り」をチェック

汗や皮脂による「黄ばみ」、「食べこぼし」、「泥汚れ」といった酸性の頑固な汚れには、弱アルカリ性の洗剤が効果的です。特に、「タンパク質を分解する酵素」が配合されているものを選ぶと、襟や袖のしつこい皮脂汚れにも高い洗浄力を発揮してくれます。粉末洗剤の多くがこのタイプに該当し、たっぷりの水で衣類をこすり洗いする縦型洗濯機と組み合わせることで、汚れをしっかり落とすことが可能になります。さらに洗浄力を高めたい場合は、「蛍光増白剤」や「漂白剤」が配合されている製品を選ぶと、衣類の白さを際立たせる効果も期待できるでしょう。しかし、色柄物やデリケートな衣類には使えない場合もあるため、洗濯表示を必ず確認してみてください。

部屋干しの嫌なニオイを防ぎたいなら「抗菌・除菌成分配合」がおすすめ

部屋干しした際に発生する生乾きの嫌なニオイは、洗濯で落としきれなかった「モラクセラ菌」などの雑菌が水分や皮脂をエサにして繁殖することが主な原因です。このニオイを防ぐためには、菌の増殖を抑える「抗菌」や「除菌」効果のある成分が配合された洗剤を選びましょう。パッケージに「部屋干し用」と明記されている製品の多くは、これらの成分が含まれています。また、消臭成分が配合されたものや洗濯槽のカビの発生を抑制する効果をうたった製品も、部屋干し臭対策に有効です。天候を問わず室内で洗濯物を干す機会が多い場合は、これらの機能を持つ洗剤が役立つでしょう。

デリケートな衣類を優しく洗いたいなら「中性・おしゃれ着洗い用」を選ぼう

ウールやシルク、レースやビーズなどの装飾がついた衣類は非常にデリケートなため、一般的な弱アルカリ性の洗剤で洗うと生地が傷んだり、縮んだり、色あせたりする原因になります。こうした大切な衣類を洗う際は、洗浄力がマイルドな「中性」のおしゃれ着洗い用洗剤を使用しましょう。これらの洗剤は、繊維への負担を最小限に抑えながら汚れを落とすように設計されており、衣類の型崩れや風合いの劣化を防いでくれます。洗濯機の「手洗いコース」や「ドライコース」で使用するか、表示に従って「優しく手洗い」することで、お気に入りの服を長持ちさせることができるでしょう。

【悩み別】おすすめの洗濯洗剤を8つご紹介！

ここからはこれまで解説した選び方を踏まえ、「洗浄力」「部屋干し」「手軽さ」「香り・肌へのやさしさ」といった具体的な悩みやニーズに合わせたおすすめの洗濯洗剤をご紹介していきます。毎日の洗濯をより快適にする、自分にぴったりの洗剤を見つけるための参考にしてみてください。

【洗浄力重視】頑固な汚れもスッキリ落とすおすすめ洗剤

①P&G「アリエールジェルボールプロ」

公式サイト：アリエールジェルボール 4D ブルー | アリエール

P&Gの「アリエールジェルボールプロ」は、プロ仕様の洗浄力と消臭力を兼ね備えており、特に頑固な皮脂汚れや洗濯物の生乾き臭に悩む方におすすめです。洗濯槽の防カビ効果も期待でき、衣類だけでなく洗濯槽を清潔に保つことにもつながります。計量いらずで洗濯機にポンと入れるだけなので、忙しい毎日でも手軽に本格的な洗濯が可能です。

②LION「NANOX one」

公式サイト：NANOX one｜ニオイ・汚れ・衣類の色変化まで1本で全部断つ。｜ライオン株式会社

LIONの「NANOXone」は、新洗浄成分を配合し、繊維のナノレベルの穴から徹底洗浄することで、高い洗浄力を実現した液体洗剤です。また、洗濯槽のニオイの原因となる菌の増殖も抑えるため、部屋干し臭対策にも効果を発揮します。蛍光剤無配合なので、色柄物にも安心して使用できるのが魅力です。

【部屋干し対策】生乾き臭を防ぐおすすめ洗剤

③花王「アタック抗菌EX部屋干し用」

公式サイト：アタック抗菌EX　部屋干し用　本体７２０ｇ | 花王公式通販【My Kao Mall】

花王の「アタック抗菌EX部屋干し用」は、抗菌水洗浄技術により、衣類の菌の増殖を長時間抑制し、部屋干し中のニオイの発生を防いでくれます。

④P&G「アリエールジェル部屋干しプラス」

公式サイト：アリエールリビングドライイオンパワージェル | アリエール

P&Gの「アリエールジェル部屋干しプラス」は、生乾き臭を徹底的に消臭・防臭する成分に加え、洗濯槽の防カビ効果も備わっています。

【手軽さ・時短】計量いらずで便利な洗濯洗剤

⑤P&G「ボールドジェルボール4D」

公式サイト：ボールドジェルボール4D ｜柔軟剤入り洗剤ボールド（Bold）公式サイト｜P&G | マイレピ

P&Gの「ボールドジェルボール4D」は、洗浄・消臭・香りづけに加えて柔軟剤効果も一つになっているため、これ一つで洗濯が完了します。柔軟剤を別で投入する手間が省け、大幅な時短につながります。

⑥花王「アタックZERO パーフェクトスティック」

公式サイト：アタックＺＥＲＯ　パーフェクトスティック　３４本入り（つめかえケース付き） | 花王公式通販【My Kao Mall】

花王から発売されている「アタックZEROパーフェクトスティック」は、スティック状洗剤で、洗浄成分を濃縮しており、高い洗浄力を持ちながら洗濯機にポンと入れるだけという手軽さを両立しています。また、洗濯物の量に合わせて投入本数を調整できます。

【香り・肌へのやさしさ】仕上がり重視のおすすめ洗剤

⑦NatureLab「シャレボンオシャレ着洗剤シャイニームーンラボン」

公式サイト：シャレボンオシャレ着洗剤シャイニームーンラボン 500mL - NatureLab Store

ネイチャーラボの「ラボンシャレボンオシャレ着洗剤シャイニームーンラボン」は、香水のように華やかで上品な香りが特徴のおしゃれ着洗い用洗剤です。型崩れや縮みを防ぎながら優しく洗い上げ、お気に入りの服から心地よい香りが続きます。

⑧P&G「さらさ衣料用洗剤」

公式サイト：無添加洗剤さらさ商品詳細

P&G「さらさ衣料用洗剤」は、蛍光剤・漂白剤・着色料が無添加で、肌へのやさしさを求める方におすすめです。また、皮膚科医監修のもと肌テスト済みのため、赤ちゃんの衣類にも安心して使用できるでしょう。

洗剤の効果を最大限に引き出す！洗濯上手になる3つのコツ

自分に合った洗濯洗剤を選んでも、洗濯機の使い方や洗い方が正しくなければ、その効果を十分に発揮させることはできません。洗剤の性能を最大限に引き出し、衣類の汚れをしっかりと落としてきれいに仕上げるために、いくつかの基本的なコツを押さえておきましょう。

ここでは、今日から実践できる洗濯の質を向上させるためのポイントを紹介していきます。

コツ① 洗濯物は詰め込みすぎない！容量の「6～7割」が目安

一度にたくさんの衣類を洗おうとして洗濯機にパンパンに詰め込んでしまうと、洗濯槽の中で衣類が十分に動くスペースがなくなります。その結果、水や洗剤が全体に行き渡らず、汚れが十分に落ちない原因となります。また、すすぎが不十分になりやすく、衣類に洗剤が残ってしまうこともあります。洗濯物の量は、洗濯槽の容量に対して「6〜7割程度」に抑えるのが理想的です。これにより、衣類がしっかりと撹拌されて洗浄効果が高まるだけでなく、衣類同士の摩擦によるダメージも軽減できるでしょう。

コツ② ひどい汚れは「つけ置き洗い」や「部分洗い」で前処理をする

泥汚れ、食べこぼしのシミ、襟や袖口の黒ずみなどの特に目立つ頑固な汚れは、洗濯機に入れる前のひと手間が仕上がりを大きく左右します。こうした汚れには、洗剤の原液を汚れた部分に直接つけて軽くもみ洗いする「部分洗い」や洗剤を溶かした40℃程度のぬるま湯に30分～1時間ほど浸しておく「つけ置き洗い」が有効です。この前処理を行うことで、洗剤の酵素が働きやすくなり、繊維の奥に入り込んだ汚れを分解しやすくなります。洗濯機だけでは落としきれない汚れも、この工程を加えることで格段に落ちやすくなるはずです。

コツ③ お風呂の残り湯は「洗い」だけ！「すすぎ」は水道水で

お風呂の残り湯を洗濯に利用することは、節水になるだけでなく、温かいお湯によって「洗剤の洗浄効果が高まる」というメリットがあります。特に、皮脂汚れは水温が高い方が落ちやすいため、「洗い」の工程で残り湯を使うのは非常に効果的です。ただし、残り湯には人の体から出た皮脂や雑菌などが含まれています。そのため、「すすぎ」の工程でも残り湯を使ってしまうと、せっかく落とした汚れや雑菌が再び衣類に付着し、ニオイや黒ずみの原因になりかねません。すすぎの1回目、特に最後のすすぎは、必ず「きれいな水道水」を使用するようにしましょう。

洗濯洗剤に関するよくある質問

ここでは、洗濯洗剤に関するよくある質問を取り上げ、Q&A形式で分かりやすく解説します。日々の洗濯における小さな疑問を解消し、より快適なランドリーライフを目指しましょう。

液体・粉末・ジェルボール、「一番洗浄力が高い」のはどれ？

一般的に、最も洗浄力が高いとされているのは「粉末洗剤」です。多くの粉末洗剤は、弱アルカリ性であり、酸性である皮脂汚れや泥汚れに強く、製品によっては漂白剤や酵素が配合されているため、総合的な洗浄力で優れる傾向にあります。しかし、近年の技術革新により、液体洗剤やジェルボールも洗浄力が大幅に向上しており、特定の汚れに対しては粉末洗剤以上の効果を発揮する製品も増えています。落としたい汚れの種類や衣類の素材によって最適な洗剤は異なるため、それぞれの特徴を理解して使い分けるのがおすすめです。

「洗剤の適量」がわからないときはどうすればいい？

洗剤の適量は、製品のパッケージに必ず記載されているため、その表示を確認するのが基本です。「水の量」または「洗濯物量の目安」に対して、使用すべき洗剤の量が示されています。洗剤を多く入れすぎると、すすぎが不十分になり洗剤が衣類に残って肌トラブルの原因になったり、逆に少なすぎると洗浄力が不足して、汚れやニオイが残ったりします。もし、パッケージを捨ててしまって分からなくなった場合には、各メーカーの公式サイトで商品情報を確認できます。毎回計量するのが面倒な場合は、計量不要のジェルボールやスティックタイプの洗剤を利用するのも良いでしょう。

「おしゃれ着洗い用洗剤」と「普通の洗剤」の違いは？

おしゃれ着洗い用洗剤と普通の洗剤の最も大きな違いは、「液性」と「洗浄成分」にあります。普通の洗剤の多くは「弱アルカリ性」で高い洗浄力を持つ一方、おしゃれ着洗い用洗剤は「中性」で洗浄力はマイルドです。このため、ウールやシルクといったデリケートな素材の繊維を傷めにくく、衣類へのダメージを最小限に抑えてくれます。色あせや型崩れ、縮みを防ぐ効果があり、衣類を長持ちさせることができるでしょう。また、柔軟成分やシリコーンなどが配合され、なめらかな仕上がりになる製品が多いのも特徴です。おしゃれ着洗い用洗剤は、大切な衣類を優しくケアするために特化した洗剤といえるでしょう。