未経験からデザイナーになる！勉強法や何から始めるべきかについて解説｜ハナサチ

「デザイナーになりたいけれど、未経験だから無理かも…」「今からじゃ遅すぎる？」そんな不安を抱えていませんか？一歩踏み出すのを躊躇している方もいるかもしれませんが、未経験からでもデザイナーになることは十分に可能です。この記事では、未経験からデザイナーになるために必要なこと、学び方などを詳しく紹介します。

未経験でもデザイナーになるには？学歴・資格は関係ある？

未経験からでもデザイナーになることは十分に可能です。実際、学歴や専門的な資格がなくても、現場で活躍しているデザイナーは多いです。

採用の際に重視されるのは、どんな学校を出ているかよりも、「どんなデザインができるのか」「実践的なスキルがあるか」といった“実力”です。特にポートフォリオ（作品集）は、技術力をアピールする重要な材料となります。

また、資格を取得することによって、自分のスキルを客観的に証明できたり、就職・転職の際に基礎力を伝える材料になることもあります。

デザイナーは何歳まで目指せる？

デザイナーは何歳からでも目指すことができます。年齢によって不利になるのではないかと不安に思う方も多いかもしれませんが、年齢よりもスキルや姿勢が重視されます。

もちろん、若い世代の方が未経験として入りやすい傾向があるのは事実です。しかし、社会人経験や他業種で培ったスキルを活かせるケースも多く、30代や40代からデザインの道に進む方もいらっしゃいます。

特にWebデザインやUI/UXの分野では、マーケティングの知識やユーザー視点が活かされやすく、年齢を重ねたからこその強みが評価される場面もあるのです。

また、独学やオンラインスクール、スクール通学など学びの方法も多様化しており、時間や環境に合わせて自分のペースでスキルを習得することも可能です。ポートフォリオをしっかり用意し、自分の強みをアピールできれば、年齢にとらわれずチャンスをつかむことができるでしょう。

未経験からデザイナーになるのは「やめとけ」と言われる理由は？

未経験からデザイナーを目指すと「やめとけ」と言われることが多いですが、その背景にはいくつかの現実的な理由があります。ここからは、「やめとけ」と言われる主な理由を紹介します。

実力主義で競争が激しい

デザインの世界は学歴や年齢よりも、実力が重視される業界です。そのため、未経験者はスキルやポートフォリオが十分に整っていないと、仕事を得るのが難しいと感じることがあります。

収入が低い・安定しにくい

未経験からスタートすると、最初のうちはアルバイトやアシスタント的な立場から始まることもあり、収入が低めになる傾向があります。特にフリーランスを目指す場合は、実績がないうちは仕事を獲得するのが大変で、不安定になりやすいです。

納期や修正などが多い

デザイナーはクライアントの要望に沿って作品を仕上げる仕事です。何度も修正が入ったり、意図が伝わらなかったりすることも多く、コミュニケーション力や精神的なタフさが求められます。デザイナーは華やかに見えるかもしれませんが、地味で根気のいる仕事でもあるのです。

未経験からデザイナーを目指すなら、まず何から始めるべき？

「デザイナーになるには、一体何から始めたらいいの？」と迷ってしまう方は少なくありません。ここでは、デザイナーになるために、取り組むべき3つのことを分かりやすくご紹介します。

デザインの基礎知識を学ぶ

未経験からデザイナーを目指すなら、まずはデザインの基本原則を学ぶことが重要です。たとえば、色の組み合わせや視線の流れを考えるレイアウト、読みやすさに影響するタイポグラフィ（文字デザイン）など、見た目の美しさだけでなく、伝わるデザインの土台を学ぶことが大切です。

センスは生まれ持ったものではなく、基本を学び、繰り返し実践する中で身につけることができます。

デザインツールの使い方をマスターする

次に必要なのが、PhotoshopやIllustrator、Figma、Adobe XDなど、デザイン制作に欠かせないツールの操作スキルです。

最初は難しく感じるかもしれませんが、基本的な機能から少しずつ覚えていけば大丈夫です。動画教材も豊富にあるため、自分のペースで練習することができます。思い描いたアイデアを形にするためには、ツールを使いこなせることが必須になります。

コーディングの知識を習得する

とくにWebデザイナーを目指す場合は、HTMLやCSS、場合によってはJavaScriptといったコーディングの基本を学んでおくと大きな強みになります。たとえプログラミングが苦手でも、「デザインがどう組み込まれるか」を理解しておくことで、実装との連携がスムーズになり、現場でも重宝されます。

未経験デザイナーにおすすめの学習方法

未経験からデザイナーを目指す場合、学習方法は自分のライフスタイルや学習スタイルに合ったものを選ぶことが重要です。ここでは代表的な3つの方法について、それぞれの特徴を紹介します。

独学

費用を抑えつつ自分のペースで学びたい人には、独学がおすすめです。書籍、YouTube、デザイン系ブログなど、情報が豊富にあり、初心者でも基礎から学べる環境が整っています。

自分で課題を見つけてコツコツ学ぶことが得意な人や、スケジュールに縛られず自由に取り組みたい人に向いています。ただし、学ぶ順序や理解度を自分で管理する必要があるため、自己管理力と継続力が求められます。

スクールに通う

本格的にデザインを学びたい、あるいは短期間でスキルを身につけたい場合は、専門学校やデザインスクールに通う選択肢もあります。講師から直接指導を受けられ、体系的に学べるため、基礎から応用までしっかりと知識とスキルを習得しやすい環境です。

また、仲間と切磋琢磨しながら学べる点や、ポートフォリオ制作、就職サポートが受けられる点も大きなメリットです。ただし、費用や通学時間はある程度かかるため、事前に検討することが大切です。

オンライン講座

働きながら学びたい人や地方に住んでいる人には、オンライン講座が便利です。現役デザイナーが講師を務める講座も多く、動画でわかりやすく解説されており、通学せずに学べるのが最大の魅力。質問対応や添削、ポートフォリオ支援などのサポートが付いている講座もあるため、独学では不安な人にもおすすめです。時間や場所にとらわれず、柔軟にスキルアップを目指せる学習方法です。