下痢になる原因は?食べすぎ・飲みすぎ・寝冷えによる下痢の対処法と受診の目安
目次
電車やバスでの移動中、会議・授業中などに突然襲ってくる下痢。急におなかが痛くなり、トイレに駆け込んだ経験がある人も多いのではないでしょうか?
下痢は、食べすぎや飲みすぎ、寝冷えなどが原因で起こり、数日でおさまることも少なくありません。一方で、中には病院の受診が必要なケースもあります。
この記事では、下痢になる原因から対処法、病院を受診すべき目安まで解説します。万が一、下痢になった際に慌てず対処できるよう、しっかり確認しておきましょう。
下痢とは?
便の水分が多くなり、液状に近い便が排出される状態です。健康な便はバナナ状の固形便ですが、下痢のときは泥のような泥状便(でいじょうべん)や、水のような水様便(すいようべん)になります。
健康な便の水分量は60~70%程度なのに対し、泥状便の水分量は80~90%、水のような水様便の水分量は90%以上です。
下痢は大きく分けて、急性下痢と慢性下痢の2種類があります。急性下痢は、突然症状が現れるのが特徴で、一般的には症状の継続が2週間未満で治まるものを指します。一方、慢性下痢は4週間以上症状があるのが特徴で、日常生活にさまざまな支障をきたします。
下痢になる原因
下痢の多くは身近なところに原因があり、主な原因は、食べすぎ・飲みすぎ、冷え、ストレス、食中毒の4つに分けられます。
食べすぎ・飲みすぎ
食べすぎや飲みすぎで食べ物を消化しきれなかったり、アルコールが腸を刺激したりすると、下痢になります。特に、脂っこい食事や香辛料を多く使った料理、冷たいものなどは腸に刺激を与えるため、下痢になりやすいです。
一般的に、食べすぎ・飲みすぎが原因の下痢は、1~2日で治ることが多いです。
冷え
寝冷えや冷たいものの摂りすぎでおなかを冷やすと、腸の働きが乱れ、消化・吸収のバランスが崩れて下痢を引き起こすことがあります。特に夏場は、エアコンのかけすぎやアイス、冷たい飲みものの摂りすぎにより、体を冷やしてしまう方も少なくありません。
冷えが原因の下痢は、一時的なことが多いです。
ストレス
緊張や不安などの精神的なストレスにより、下痢になることもあります。会社や学校に行く前、試験や面接のときに、下痢になる方も少なくありません。
代表例は、過敏性腸症候群です。IBS(Irritable Bowel Syndrome) とも呼ばれる過敏性腸症候群は、検査で明らかな異常が見つからないにも関わらず、腹痛を伴う便秘や下痢を繰り返す病気です。
ストレスによって自律神経のバランスが乱れると、腸が過敏に反応し、下痢が起こりやすくなると考えられています。
食中毒
ウイルスや細菌などの感染による食中毒でも、下痢が起こりやすくなります。自分だけでなく、同じものを食べた人にも同様の症状が出ている場合は、食中毒の可能性が高いです。
食中毒による下痢は、原因によって症状が現れるまでの時間が異なり、食後数時間で起こることもあれば、数日後に現れることもあります。保存状態の悪い食品や加熱が不十分な食品、生ものなどを食べた後に下痢や腹痛、吐き気、発熱などがある場合は注意が必要です。症状が強い場合や、水分が十分に摂れない場合、発熱や嘔吐が伴う場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
病院を受診した方がよいサインは5つ
一時的な下痢であれば数日でおさまることもありますが、病院を受診した方がよいケースもあります。次のようなサインがあった場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
病院を受診する際は、下痢が始まった時期・便の状態・回数・伴う症状などをメモしておくと、診察がスムーズになります。
下痢が数日以上続く
下痢が数日たっても改善しない場合、注意が必要です。また、2週間以上続く場合には、過敏性腸症候群などの病気が関係していることもあります。下痢の症状が一向に改善しないときは、病院を受診してください。
激しい腹痛がある
我慢できないほどの激しい腹痛があるときは、急性虫垂炎(いわゆる盲腸)や腸閉塞、腹膜炎などの可能性も考えられます。特に、痛みが徐々に強くなる場合や、痛みで夜眠れない場合は要注意です。
発熱・吐き気・嘔吐を伴う
発熱・吐き気・嘔吐を伴う場合、細菌やウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒などの可能性があります。激しい嘔吐で水分がまったく摂れていない場合や高熱により意識がぼんやりしている場合は、危険な状態のこともあるため、早めに病院の受診を検討してください。
血便や粘血便が出る
血液が混じっている便や血液に腸の粘液が混ざった粘血便が出る場合、感染性腸炎、炎症性腸疾患、大腸ポリープや大腸がんなどの可能性が考えられます。出血量が多い場合は、早急に病院を受診しましょう。
脱水症状がみられる
下痢の症状が続くと、脱水症状を起こすことがあります。口の乾き、めまい、立ちくらみ、尿の量が少ない、体がだるいなどの症状があるときは、脱水症状の可能性があります。症状がある場合は、早めに病院を受診してください。脱水症状がひどい場合、入院治療が必要になることもあります。
食べすぎ・飲みすぎや寝冷えで下痢になったときの対処法
下痢になったときは、適切に対処して症状の悪化を防ぐことが重要です。食べすぎ・飲みすぎや寝冷えで下痢になった際は、以下の方法を心がけましょう。
安静にする
下痢が続くと、体力を消耗します。睡眠不足が続いている方や仕事などでストレスが続いている方は、十分に休みましょう。音楽を聴いたり、ぬるめのお風呂に入ったり、就寝前にストレッチをしたりして、リラックスできる時間をつくることも大切です。
体を温める
体を温めることは、腹痛の緩和につながることがあります。無理のない範囲で入浴し、体を冷やさないようにしましょう。ひざかけや腹巻きのほか、カイロや湯たんぽなども使って、おなか周りを冷やさないことも大切です。
また、白湯や温かいスープなどをこまめに摂り、体の内側からもおなかを温めるようにしましょう。
水分を十分に補給する
下痢の症状があるときは、体の⽔分が失われている状態です。脱水症状にならないように、水分を十分に補給しましょう。
水のほか、スープやみそ汁なども役立ちます。スポーツドリンクを飲む場合は、糖分が多いものもあるため、飲みすぎには注意が必要です。なお、水分を摂取するときは、一度にたくさん飲むと下痢が悪化しやすいため、少量ずつこまめに水分を補給するようにしてください。
消化のよい食べ物を摂取する
食事は胃腸に負担をかけないように、消化のよい食べ物を摂ることが重要です。おかゆやうどん、大根や白菜、ほうれん草などの野菜、豆腐や白身魚、すりおろしりんごなどがおすすめです。
胃腸への負担を減らすには、調理法や食べ方も工夫しましょう。
食材は小さく切っておくことで、消化しやすくなります。調理するときは、蒸す・茹でる・煮るなど油を使わない方法を選ぶことで、消化への負担を抑えられます。食べるときは、よく噛んでゆっくり食べるようにしてください。
症状に合った市販薬を服用する
市販の下痢止め薬を服用する方法もあります。ただし、発熱・血便がある場合や、ウイルス・細菌による感染が疑われる場合には、自己判断で下痢止め薬を服用しない方がよいこともあります。
市販薬を購入する場合、自分の症状に合った市販薬を選ぶことが重要です。どの薬にしたらよいか分からない場合は、薬剤師や登録販売者に相談してください。
下痢は、食べすぎ・飲みすぎ・寝冷えが原因で起こることが多いため、日頃から健康的な生活を心がけましょう。基本的には数日で治ることもありますが、下痢に伴い激しい腹痛や発熱がある場合、血便や脱水症状がある場合は、市販薬を服用せず、病院を受診してください。
食べすぎ・飲みすぎ・寝冷えによる下痢には
「トメダインコーワフィルム」
「トメダインコーワフィルム」は、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢に用いられる下痢止め薬です。 厚さ約0.08mmのフィルムタイプで、口の中ですぐに溶けるため、水なしで服用できます。
1枚ずつ個包装されており、水なしで服用できるため、携帯にも便利です。乗り物で移動中のとき、仕事やスポーツ・観劇など外出時の突然の下痢によく効きます。
「トメダインコーワフィルム」には、腸のトラブルに働きかけるロペラミド塩酸塩を配合。腸の過剰な運動や腸管での水分の吸収・分泌異常を改善することで、つらい下痢症状を抑えます。下痢に悩むことが多い方は、ぜひ「トメダインコーワフィルム」をチェックしてみてください。
